「飲食店経営・開業」都会であれば飲食店は勝ちゲーなのか？

都会じゃないからお客さんが全然来ないんだよねぇ。

ため息交じりに雨が降る日の昼間からそう嘆く店主。

都会であれば人気店になれるのか？

結論、なれない。

どんなに都会でもその街のニーズとお店の供給が合わさらないと人気店にはなれません。

会社員やOLが多いオフィス街でのランチの需要は短時間で料理を食べれたりテイクアウトが出来るお店。
そんな中、提供まで20分。
のんびりとランチを食べれるお店を始めても確実に潰れます。

もちろん、最初はのんびりとランチを食べれて良いと流行るかもしれませんがオフィス街でのんびりとランチだと、長くは続きません。

人が多いから開業するにはまず都会からという思考は非常に危険。

実は都会より地元の方がターゲットとなるお客さんの人数が多いかもしれません。

例えばオフィス街にA店というお店があるとします。

A店はオフィス街にあるので入社したばかりの人、同期達と喋りながら歩いているOL。
様々な人がお店の前を通り過ぎます。

ざっと数えて、毎日、1,000人はお店の前を通り過ぎるでしょう。

一方で中心部から電車で20分の場所。
決して都会とは言えない場所にB店というお店があるとします。

B店は都会じゃないけど近くに少し大きい公園があるので親子連れから若い人たち。

様々な人がお店の前を通り過ぎます。

毎日お店の前を通るのは100人ほど。

A店は毎日1,000人お店の前を通る。
B店は100人お店の前を通る。

一見すると、A店の方が多い気がします。

しかしA店は毎日会社に行かなければならない人が多くお店の前を通る人は同じ。

一方B店では毎日公園に行かなければならないという人は少なく、通る人は違う人。

ということは1か月でA店のターゲットとなるお客さんは1,000人
B店は100×30＝3,000人。

都会じゃないから全然お客さん来ないんだよねぇ。

そう思っているだけで実はチャンスしかない場所の可能性だってあります。

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